魅惑の八千穂で土牛に触れる
出不精のくせに旅好きなどんぐり太郎です。
酒蔵目当てに訪れた八千穂でありますが、この地を訪れたら素通りできないのが日本を代表する画伯、奥村土牛(1889〜1990)の美術館。
こんな感じの絵を描かれた先生で、『美の巨人たち』でも取り上げられておりました。
まさに山紫水明と呼ぶべきこの地をこよなく愛した現代日本画家の大家は、大東亜戦争から戦後にかけて旧八千穂村に滞在しておりました。その住居兼アトリエだったのが、黒澤酒造株式会社の旧屋敷なのであります。
当時の村の年度予算よりもお金がかかったというお屋敷はともかくも立派でありまして。
画伯から寄贈された300点あまりの作品展示されております。
さすがに館内の撮影はできませんでしたので、みなさまもぜひ足をお運びくださいませ。
※くるみママ追記
なかなか見れないスケッチや黒澤氏寄贈の絵とかも見れます。是非、黒沢酒造とセットで!
お立ち寄り頂きましたおしるしに
魅惑の八千穂、銘酒の里へ
本当は出かけるのがキライなどんぐり太郎です。
正直申しますと、軽井沢滞在中はできるだけじっと追分荘にとどまってのんびりしたいのでありますが、くるみママの精神健康衛生上、そしてどんぐり太郎の脳の硬直化を防ぐ意味でもお出かけは重要なのであります。
ということでやってまいりましたのが南佐久。
島崎藤村の「千曲川旅情のうた」にも詠われる佐久・小諸から千曲川沿いに南へ8里ばかり遡りますと、南佐久郡佐久穂町がございまして、こちら西に立科、南に八ヶ岳、北に浅間を望む絶景の地であります。
人口1万人ほどの静かな里は、清里や軽井沢から足を伸ばす「避暑地の避暑地」としてその名を知られる土地でありまして。
この地に蔵を構えるのが黒澤酒造。JR小海線八千穂駅近く。千曲川最上流の酒蔵であります。全国でも指折りの高地に立つ酒蔵は、大自然と水、地元の酒米を活かし、江戸の安政年間から個性的な酒造りを脈々と今に受け継いでおります。
実に趣のある旧街道であります。
酒の資料館も。
昔ながらの酒造りの道具。
民族博物館のごときコレクション。
夥しい数の酒器の展示。
若山牧水の歌碑を発見。「よっぱらい牧水」と書いてありまして。
白珠の歯にしみとほる秋の夜の
酒は静かに飲むべかりけり
ということで、こちらを買ってまいりました。
「黒澤」の大吟醸であります。
大吟醸にありがちなキュンと尖ったところもなく、胃壁に優しく「しみとほる」がごとき上品でまっすぐな味わいでありました。
※くるみママ追記
最近では毎晩、黒沢のお酒を江戸切子のグラスで飲むのが密かなマイブームになりました。あぁー、今日もよく頑張った、、かなぁ?と思いながら。
お立ち寄り頂きましたおしるしに
佐久でコメダモーニング
ナウでヤングなザーカルベイビーはクーサーのダコメでニンモーキメるぜ。
言葉が悪くて申し訳ありません。どんぐり太郎です。
昨今の先進的な軽井沢好きは佐久のコメダでモーニングをいただくでありますよ。
というのが冒頭の大意であります。
昨今の追分滞在では朝から出かけることも多く、朝食もその足で済ませていくという流れでありまして。
すき家もいいのでありますが、佐久には何と言ってもコメダがありまして、こちらのモーニングサービスを利用しない手はありませぬ。
420円のコーヒーを注文するとこんなのが自動的に付いてくるという名古屋サービス。
200円のミニサラダなんぞ加えますと、このように立派な朝ごはんなのでありますね。
信濃毎日新聞とセットでどうぞ。
※くるみママ追記
土曜日の朝、どんぐり太郎を起こすには、モーニングに行こうという甘いささやきが一番効くようです!
お立ち寄り頂きましたおしるしに
追分荘の定番曲をナマで聴く
くれぐれも、ウインナーコーヒーにウインナーは入っておりません。
どんぐり太郎です。
ベートーヴェンの『第九』は年の瀬が押し迫ってくる頃の追分荘の土曜の夜の定番曲でありますが、特にどんぐるみ夫婦がお気に入りなのはウィーン・フィル。確かな技術と感性が奏でるここならではの繊細で厚みのあるアンサンブルは、およそベートーヴェンの交響曲をやらせたら世界一であると信じております。
幸運にも、その演奏をナマで聴く樹会がありまして。
A席で34,000円というちょっとしたお値段ではあったものの、巨匠ズービン・メータの指揮するウィーン・フィルの生音を聴ける機会など一生のうちに何度もあるわけではありませぬ。ということで成層圏から飛び降りるような思いでサントリーホールに馳せ参じました次第。
何と申しますか、こう、あれ、その・・・言語を絶する演奏でありまして、どんぐり太郎の稚拙な語彙で批評することなど音楽の神様への冒涜以外の何ものでもないのでありまして。
どんぐり太郎史上初めて、『第九』の演奏で一度も眠らなかったであります。東フィルさんあたりですと第三楽章の始まったあたりでコックリして、第四楽章のズチャーンで目覚めるというパターンなのでありますが。
ともあれ、ナマをいちど聴いておくと、CDを聴いていてもいろんな臨場感を頭の中に再現できそうであります。
※くるみママ追記
サントリーホール開館30周年記念をお祝いする演奏だそうですが、まるで天にも昇る心地の音楽でした。しかも、くるみママはイケメン白髪ヴァイオリン奏者に目が釘づけ。目にも耳にも素晴らしい保養になりました。
お立ち寄り頂きましたおしるしに
信州りんご比べ
りんご河合屋、河合屋りんご。
子供のころ、この歌は河合屋さんのりんごの宣伝だと思っていました。
どんぐり太郎です。
信州といえばやはりりんご。
店頭にもいろんなのが並んでいるであります。
そこでどんぐるみ家では3種買ってまいりました次第 。
下の左手からシナノゴールド、右がシナノスイート、上が秋映(あきばえ)であります。
どんな味かは個人の受け取り方もあるのであえて品評しないでありますが、それぞれの個性を楽しんでいただきたいであります。
個人的にはシナノスイートの上品な甘みが好きでありますが。
※くるみママ追記
シナノスイートは甘くてシャキシャキしててとっても美味しいです。ふじとつがるを交配して作ったもののようです。シナノゴールドは甘酸適和、秋映も美味しいです。
リンゴを買うコツは余り多く買わないことだとか。これから出荷される色々な品種をその時々に買っていくと、新鮮でかつ色々な味を楽しめるそうです。
お立ち寄り頂きましたおしるしに