追分では梅雨時に秋の季語のアレ
森黒きまで
繁りけり
お粗末。
俳人というよりは廃人みたいなどんぐり太郎です。
俳諧を嗜まれる方々には釈迦に説法でありますか、「竹の秋」は春の季語であります。季節でいうと初夏のあたり、5月から6月にかけて竹は黄色くなって落葉することから「竹の秋」などと洒落たことを言うわけでありますが、まさに森が緑を超えて黒々と繁ってくる頃に、それとは対照的な色合いを見せてくれるのが面白みなのでありますね。
それはさておき、最近、追分の家の壁にはこんなものが散見されるのでありますが。
はい、ミノムシさんたちです。季語でいうと秋なのでありますけどね。
そういや、昔は都会の片隅でもミノムシが木の枝にぶら下がっている光景によく出くわしたものですが、最近はぱたりと見かけなくなりました。
ミノムシはオオミノガという蛾の幼虫でありまして、果樹やバラなどの葉を食い荒らす害虫。この害虫を駆除するために導入された外来種の寄生バエが強すぎて、今や自治体によっては絶滅危惧種に指定するほど激減してしまったのだとか。
梅雨の中休みに壁にはりついて箕を日干しする光景は何とも微笑ましい限りでありますが、連中を取り巻く事情の複雑さに言い知れぬ哀愁を感じるどんぐり太郎であります。
※くるみママ追記
もう、どんぐり太郎もミノを纏って考え事してなさい。
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