軽井沢「レノン通り」
ウーマンにはいつもフーマンなどんぐり太郎です。
軽井沢バイパス塩沢交差点から18号旧道へ抜ける林道を、個人的には「レノン通り」と名付けて親しんでおります。
この通りには1977年から79年にかけて夏を軽井沢で過ごしたジョン・レノンが通ったことで有名な「離山房」という喫茶店があります。今どきはコーヒーを出す店はカフェなどと洒落た呼び方をするのでありますが、こちらはやはり喫茶店と呼ぶのが相応しい佇まいなのでありますね。周囲の雰囲気も、これがまたいかにも軽井沢という風情。夏から秋にかけての季節は、林道を吹き抜ける涼しい風にジョン・レノンの『Woman』という名曲の美しいイントロが頭に流れてくるのであります。
80年にヨーコ夫人のすすめでアフリカの喜望峰に一人旅に出て、そこでの経験がインスピレーションになって、Amazon.co.jp: JOHN LENNON : DOUBLE FANTASY 'STRIPPED DOWN' - 音楽という名作アルバムが生まれました。独りになってあらためてヨーコ夫人への愛を自らの内に確かめ、家族で過ごした軽井沢の夏の涼風を思いつつ唄ったのが、あの『Woman』に違いないと、個人的には固く信じております。
先日こちらで、レノン一家が滞在していた頃のエピソードを伺う機会がありました。その中身はおおかた同店のメニューの裏に書いてありますので、お越しになった際にはぜひご一読のほど。
その中でとても印象的だったのが、79年の晩夏、突如ニューヨークから電話がかかってきてジョンが当地を急いで発つことになった日、タバコとライターを東屋のテーブルに忘れていったという話であります。残念ながらその忘れ物は後でヨーコ夫人が取りにいらしたそうなので当地には残っておりませんが。
このカフェに喫煙所があるのは以前もお伝えした通りであります。あれきりこのお店を訪れることはなかったジョンがいつでも帰ってこられるよう、喫煙者には世知辛いこの世の中にあってもなおこのお店には喫煙所があるのかもしれませぬ。
というわけで、ジョン・レノンの名作『Woman』に拙訳をつけてみたであります。
カラオケで唄えるよう字数は合わせたつもりであります。
この歌における「Woman」というのはヨーコ夫人への呼びかけなのでありますね。そこを理解すればさらさらと意味のとれる歌詞であります。
『Woman』(ヨーコへ)
Woman I can hardly express
ヨーコ うまく言えない
My mixed emotions at my thoughtlessness
頭こんがらがってる
After all I'm forever in your debt
キミには恩ばかり
And woman I will try to express
だから伝えたいよ
My inner feelings and thankfulness
本当の気持ちとありがとう
For showing me the meaning of success
成功の意味教えてくれた
Woman I know you understand
ヨーコ わかってるね
The little child inside of the man
男はいつも子どもさ
Please remember my life is in your hands
人生はキミの手の中にある
And woman hold me close to your heart
だからボクに寄り添って
However distant don't keep us apart
遠くても離れはしない
After all it is written in the stars
それがボクらの運命だから
Woman please let me explain
ヨーコ 伝えておきたい
I never meant to cause you sorrow or pain
悲しみも苦しみも与えたくなかった
So let me tell you again and again and again
言っておくよ 何度でも何度でも
I love you,Now and forever
好きだよ ずっと愛してる
もちろん唄う際は「ヨーコ」を「くるみ」に替えて。
※くるみママ追記
当たり前でしょ。どのヨーコさんに思い入れがある訳、もう。