オイワケ、ガイジンイマス
人生でまだ「This is a pen.」というフレーズを使う機会に恵まれていないどんぐり太郎です。
それは晩秋のとっぷりと日の暮れた夕方のこと。
どんぐるみ夫妻は買い物を済ませて追分の暗い細い道を我が山荘に向かっておりました。
18号から入ってしばらく走ると対向にヘッドライトが。
ちょうど避ける場所のない箇所でありまして。
二台向き合ったまま、さてどこまで下がろうかと思案していると、向こうの運転手が降りてきたのであります。
お、ガイジン。
受験英語なら偏差値80超だったどんぐり太郎でありますが、きちんと逐語で翻訳して正しい文法に則って文章化してからでないと話せない哀しい性。
ここは海外の超名門大学を出た半分ガイジンみたいなくるみママに任せるに限るでありますね。
が、その間もなくその白人紳士いわく、
「ライトハ、ワタシ、ミエマセーン」
は?
は?
あ、そゆこと。
アップのライトが眩しいので下げてくれと解釈いたします。
はー。
すぐにこちらがライトをダウンにすると、彼はクルマに戻って器用にするすると後ろに下がっていってくれたのであります。
これにはくるみママもただただ唖然。
ていうか、どんぐり太郎ももしかしたら仕事で「ライトハワタシミエマセン」レベルの英語を使っているような気がして、なんだかなーな気分になったのでありました。
まあ、通じればいいか。
It's almost ok.
※くるみママ追記
ここはどうしたらいいか相談するものだと思っていたら、ライト発言のあと、本当に小慣れた様子でバックしてしかもするっと脇道に入ってくれました。恐れ入り谷の鬼子母神、、じゃなくて恐れ入りやの追分道。