追分荘の不文律と密かな夢
潔癖さとズボラさが同居するどんぐり太郎です。
軽井沢に家を持つにあたり、過去の見聞からいくつかの決め事をしたのでありますが、その一つが常に非日常的な清潔感を保つということであります。
早い話が、できる限り生活感を排するということでありますね。
生活の基盤がなお東京にある以上、追分の家はどんぐるみ夫婦にとってあくまでも日頃の疲れを癒すための非日常スペースであります。
それゆえ多少の不便はあっても余計なものは極力持ち込まないことを不文律としておりまして。
往年の別荘族の諸先輩の中には本宅で使わなくなったものをことごとく別荘に持ち込んで物置のようにしてしまっている方々もおられるようでありますが、そもそも本宅で必要ないものが別荘で役立つことなどごく稀でないかと考えるのであります。
ひどいケースになると、ゴルフコンペのトロフィーやら、誰かから貰ったおよそ迷惑なセブ島の民芸品、本宅で邪魔になった木彫りの熊(鮭を咥えているアレでありますね)まで持ち込んで、家の中が本宅以上に雑然としていたりするのであります。
例外的なものとしてはコレクションを持ち込んで愉しむケース。軽井沢ならではの広いスペースを利用して、世界中から集めた人形を博物館のように綺麗にディスプレイしておられる方も。こういうのはれっきとしたポリシーがあって好感できるのであります。
翻って我がどんぐるみ家の追分荘でありますが、週末をストレスなく過ごすのに最低限の設備と備品にとどめてあります。
何かしら不便があるたびにあれを入れようかこれを入れようかという話になるのでありますが、そこはいつも上述の不文律がベースにあるため、お互い10個ずつぐらい不満を述べるだけで新規備品の導入は見送りとなるのが常であります。
今はケンズの居場所となったチェア以降、いわゆる調度品の類いは何も調達しておりませぬ。
ただ将来的な夢としては、東京と軽井沢が半々の生活になるという前提で、一部屋を夫婦共同の書斎にしてはどうかと目論んでおります。
その部屋の現在の姿がこれであります。
今はケンズの用足し場であります。
※くるみママ追記
ここにこんなライティングデスクと本棚を置いて、軽井沢関係の書籍はこんな感じにまとめて、と夢は広がります。いつのことになるかは分かりませんが、楽しみです。