追分の森からお国のために
いっそ早くボケるかピンコロで楽になりたいと願っているどんぐり太郎です。
一億総活躍社会などと政府がぶち上げておりますが、どうも違和感がありまして。
我が国の人口は1億2千万人であります。
つまり「一億」総活躍社会では2千万人が溢れてしまうわけでありますね。
なんて難癖をつけてみたのでありますが、この活躍しない2千万人というのが妙に生々しい数字として浮かび上がるのであります。
どんぐり太郎的には活躍なんぞしなくてものほほんと暮らせる老後を望んでおりまして、できればその置き去りにされた2千万人の中に含めていただきたいと切に願う今日この頃であります。
何やら最近では年金破綻やら労働力不足やらで、定年を引き上げろだの高齢者にまだまだ働けだのという議論が活発になっているようでありますが、ようやく労働から解き放たれた年寄りになおも鞭打って働かせようなどという社会はおよそ健全だとは思えませぬ。
働けばボケ防止になるなどと言いますが、活動と痴呆の相関関係については説得力のある論文をまだ見たことがなく、どこかで聞きかじったことを感覚的に信じている人がほとんどでありましょう。
それよりもいま現役の若い人々のモチベーションを高めて生産性を向上させ、未来に希望を持てるような政策を与党のみなさんにはお願いしたいものであります。
どんぐり太郎的にはその高い生産性の世代に支えられてのんびりと縁側ならぬ追分のベランダでお茶をいただくのが理想でありまして。
こう言っちゃ何でありますが、どんぐり太郎もくるみママもこれまでお国のために血反吐を吐きながら働いてきた自負があります。追分荘の安らぎもそのご褒美だと自認しております。
もう活躍はじゅうぶんさせていただきましたし、たばこ税を含めてたっぷり納税もしてまいりましたので、あとはそっとしておいていただきたいのであります。
とはいえ。
この余生において、若い人々のモチベーション向上のために何かお役に立てることはないか、そこだけは追分の森を散歩しながらどんぐるみ夫婦が常に議論しているところであります。
※くるみママ追記
若い人達へは、安心して暮らせる環境、スポーツや芸術家のような専門職以外にも、望むのであれば海外に活躍の場を見つけられるような教育を。あと日本人の誇りを次世代へ伝えていきたいですよね。