早春の一句は本歌取り
廃人のような俳人、どんぐり太郎です。
出張のため早起きした朝、白々と明けゆく空を背景に、今が盛りの白梅がその白さを際立たせておりました。
そこで一句。
かぎろひの立ちて盛りの梅白し
お粗末。
優れた歌からその一部をパクるというものでありますが、その意味でこの句も「本歌取り」なのであります。
こちらがその本歌。
東(ひむがし)の野に炎(かぎろひ)の立つ見えて
かへり見すれば月傾(かたぶ)きぬ
かぎろひの立つ、とは空が曙光で明るくなってくるさまでありまして、早朝の空はこの表現にまさるものなしというわけで拝借しました次第。
さて次は軽井沢の早春でも一句まいりますか。
※くるみママ追記
君がため春の野に出でて若菜つむ
我がワンピースに雪はふりつつ
パクりましたっ!
※どんぐり太郎再追記
それだと「本歌丸取り」!