ど素人の軽井沢ライフ奮戦記

一念発起、軽井沢で週末を過ごすことに決めた中年夫婦のドタバタ別荘奮戦記と、時おり旅の記録。

オフ軽井沢〜沖縄上陸物語(5)

いつもくるみママの話を半分ぐらいしか聞いていないどんぐり太郎です。

 

沖縄上陸物語も5回目となり、そろそろ軽井沢へ戻らなければと思案するのでありますが、まだまだどんぐるみ夫妻珍道中は続くのであります。

 

さてさて、くるみママが那覇へ向かう機上でしきりに「サイジョウなんちゃらへ行きたい」と申しておりまして。

「サイジョウ?」

「斎藤の斎に、場所の場」

は? 斎場?

なんで沖縄に行ってまで葬儀場に足を運ぶ必要があるのかと訝しく思ったものの、そこはいつもの通り話半分で右から左へ聞き流すどんぐり太郎でありました。

 

が、斎場って、斎場御嶽、つまり「せーふぁうたき」のことだったのでありますね。

それなら合点であります。


沖縄本島の南東部、南城市にある斎場御嶽(せーふぁうたき)は、2000年12月に世界遺産に登録された、首里城、中城城など「琉球王国のグスク及び関連遺産群」9ヶ所のうちの一つであり、琉球王朝時代には国王と並ぶほどの地位にあったとされる、王族から選ばれた巫女によって国家祭事が行われていた、沖縄を代表する聖地であります。

その土着信仰は今も続いておりまして、こちらは「聖なる空間」として手厚く守られているのであります。

 

 

 

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駐車場からは太平洋が一望できるであります。

 

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こちらがその入口。

 

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ジャングルのような道を登ってまいります。

 

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おお、デイゴの木。

島唄』に唄われし「デイゴ〜の花が咲き〜」のデイゴであります。

沖縄県県花であり、春から初夏にかけて赤い花が咲くのだとか。

 

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こちらが最初の礼拝所。

 

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沖縄戦で艦砲射撃を食らった際の砲弾の後が水たまりになっております。

 

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「ハブ注意」とか。

くるみママより怖いであります。

 

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こちらも礼拝所。

鍾乳石のようなとんがりから聖なる水が垂れてくるであります。

 

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最初の神様が降り立った島が見えるであります。

  

初夏を思わせる蒸し暑い日でありましたが、ジャングルの中は思いのほか涼しく、湧き水なんかも垂れていたりしますと、涼気と水が貴重だった時代には聖なる恵みのように映ったことでありましょう。

どんぐるみ夫妻も存分に癒やされまして、どんぐり太郎にいたっては「もうあくせく働かずともよし」というお告げをいただいてしまったほど。

 

残念だったのは、韓国人観光グループのおばさんらが聖なる香台の上に平気な顔で登って記念写真を撮っていたことであります。

ちゃんと説明しないガイドさんも問題でありますけども、だいたいそういうものに触れてはいけないことぐらい、まともな文明人のアタマなら理解できそうでありますが。

インバウンドが増えるのは結構なことでありますが、こういう傍若無人な行為は本当に困るでありますね。

 

ともあれ、おそらくそんな汚れた魂さえ清めてくれるほどのパワーがある聖地であります。

 

※くるみママ追記

沖縄の人は今も祈りを捧げに行くのだとか。素晴らしいパワースポットでした。

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