中込という昭和の文化財
お気に入り曲集を作ると8割以上が昭和の歌謡曲になるどんぐり太郎です。
昨今どんぐるみ家がよく足を運ぶ佐久の中込。
JR中込駅は1日の乗車人数が1千人を割り込み、この20年で3分の2に減っているという状況でありますが、小海線営業所(旧・中込運輸区)が併設されており、小海線の路線管理を行うなど線内の要衝でありまして、幸い簡単には廃駅にならないのであります。
駅前の商店街はさびれゆく地方都市の悲哀を漂わせておりますが、昭和の風情を今に伝えるという意味では文化財的な価値を持っているのであります。
中でも喫茶店はバリバリ昭和の空気を漂わせておりまして、個性的な2つのお店をご紹介するであります。
こちらはスナック喫茶「ぽえむ」。
商店街の入口に近い階上の喫茶店であります。
外光をあまり取り込まずに少し薄暗い落ち着いた風情にしてあるのは、まさに昭和のジャズ喫茶の色合いでありますが、なぜか80年代のクロスオーバーミュージックが流れております。
オーディオ機器は「これ今でも動くの?」的な昭和40年代モデルがずらり。
浅間山も一望できる窓際の席。
ここのコーヒーが熱々なのは寒冷地ゆえでありましょうか。妙に有難く。
こちらは山荘喫茶「こまくさ」
山荘風と銘打つだけあって、じっさい茶色貴重のロッジ風の造り。
「昔ながらのスパゲッティ」が泣かせるであります。スパゲッティとパンのハーフセットも。
こちらは残念なことにコーヒーがあまり熱くなく。
ただ、上記のメニューはこんど試す価値ありそうな雰囲気でありますね。
終始、ガロの『学生街の喫茶店』とあべ静江の『コーヒーショップで』が頭の中に流れまくっていたどんぐり太郎でありました。
※くるみママ追記
たまには昭和もいいけど、どんぐり太郎はもっと頭をリフレッシュしなさい!