饒舌に語る秋
どこからともなく金木犀の香りなんぞが漂ってまいりますと、昼間の日差しにどれほど汗をかいておりましても本格的な秋の訪れを受け入れざるをえないのでありまして。不思議なものでございますが、そうやって半ば強制的にカレンダーをめくられるように季節感が変わりますと、ついさっきまで火照った肌を冷ますにはあまりに頼りなかったはずのそよ風が、まるで体育テストで一つ上の級をもらったばかりの小学生のように力を全身に漲らせまして、ほらこんなに涼しくなったでしょと得意げに首筋を吹き抜けていくのであります。
気象予報の世界ではひと雨1度などと言われております。文字通りひと雨降るごとに気温が1度ずつ下がっていくという話であります。先日の大雨ではもっと極端で、降り止んだあと都会に吹いた風の涼しさは今年初めて震え上がるほどの寒さを連れてまいりました。
東京がこんな時候になりますと、軽井沢の秋はもう暦を2枚ずつめくるほどの速さで風景を染めてまいります。週末ごとに訪れておりましてもその変化に目を見張るほどでありますから、隔週なんぞになりますと何かの冗談かと思わず笑いがこみ上げるほどの変貌を見せてくれるわけであります。
中でも最大の変化といえばこちらでありましょうか。庭に落ちた枯れ葉の層。草刈りですっきりしたかと思えばはやこの始末でありまして、まったくもって休まる時のない追分荘のどたばた生活であります。
※くるみママ追記
写真撮ってないで、お庭掃いて!
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