大和路は厳かにして静謐〜古都の旅(下)
柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺。
これが聖徳太子の俳句だと小学校4年まで思い込んでいたどんぐり太郎です。
(あと、「鐘が鳴る鳴る法隆寺♪」だと信じておりまして)
さて今回は大和路にも旅したであります。
奈良までは近鉄特急ですと京都から35分程度という便利さ。これは活用すべしでありますね。
実はどんぐり太郎は小学生のときに修学旅行で奈良・京都を旅しておりまして、その際の一泊二日強行ツアーは、初日に新幹線で京都入りし、そこからバスで奈良公園まで、若草山あたりでお弁当、その後、二月堂、三月堂、正倉院を経て大仏殿、バスで宇治平等院経由、夕刻京都入り、夕食後、新京極でお土産の買い物、2日目は朝8時からバスで平安神宮、清水寺、金閣寺を経て嵐山で昼食、バスで三十三間堂、そして新幹線にて帰名(当時は父の仕事の関係で名古屋在住)。
やればできるという根性論のツアーでありますが、今回、奈良では興福寺で阿修羅像を見物しまして、あと春日大社、大仏殿あたりで時間切れ忍耐切れになり、午後は斑鳩へ向かったであります。
JR奈良駅から大和路快速でものの10分程度で法隆寺駅。そこから20分ほどてくてく歩きますと、聖徳太子こと厩戸皇子ゆかりの古刹。
奈良や京都とはひと味違う静かな佇まいは、かの正岡子規が詠んだあまりにも有名な一句に言い及ぶまでもなく。
その句碑を眺めていて、大変な失態に気づいたであります。
柿を買ってくるのを忘れたであります。
柿を食べないと鐘が鳴らない恐れがあるであります。
鐘の音を聞かないと法隆寺に来た意味がないであります。
などと地に膝をついて狼狽しておりますと、憂いもつかの間、ちゃんと午後4時の鐘が。
ありがたやありがたや。
柿食わずとも
鐘は鳴る
※くるみママ追記
どうも正岡子規の時代には境内に茶店があり、そこで柿が食べられたとか。
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