おいでましたぜ山口へ(4)
高校生ごろまで萩と荻の区別ができなかったどんぐり太郎です。
萩といえば萩焼が名高いであります。古くから「一楽二萩三唐津」と謳われるほど茶人好みの器を焼いてきたことで知られているでありますよ。
その特徴は原料の陶土とそこに混ぜる釉薬の具合で生じる「貫入」と、使い込むことで生じる「七化け」。貫入とは器の表面の釉薬がひび割れたような状態になることで、七化けとはその貫入にお茶やお酒が浸透して、器表面の色が適当に変化し、枯れた味わいを見せることだとか。
実は当家でも買ってきたでありますよ。ペアのタンブラー。追分荘に常備してあるであります。
内容物が浸透して漏れることもあるとか脅されたでありますが、現時点では異常なし。
ともあれこれがどんなふうに変化していくのか今から楽しみであります。
と、その窯元で陶芸をやらせてくれるというではありませぬか。
これはアーティスト魂を震わされるでありますよ。
ドキドキしながら陶芸教室の方へ登っていくであります。
これからこの土と戦うであります。
くるみママに手取り足取りで教えてくださるおばあちゃん先生。
それを尻目にさっさと皿を仕上げてしまうどんぐり太郎。
仕事が早いのが取り柄でありまして。
なおも苦闘するくるみママ。
ゴロゴロやっているであります。
くるみママはほっときまして、今度は出来合いの湯呑に絵付けをするであります。
どんぐり太郎には陶芸の絵付けの際にいつも決まってやる独自の手法がありまして。
もう方針は決まったでありますよ。
えいやー。
縁をベッタリと塗ってそこから流れるままに垂らすのがどんぐり流の侘び寂び。今この赤いやつは流血のようで不気味でありますが、これが焼くと黒くなるのだそうで。それを計算してかなり思い切った垂らし方をした次第。
くるみママは何やら繊細な花の絵を描いたようでありますが、こちらは出来てからのお楽しみ。
窯元にスカウトされたらどうしようかとドキドキのどんぐり太郎であります。
※くるみママ追記
一生そこで土いじってなさい!
お立ち寄り頂きましたおしるしに
こちら ↓ をポチして下さると幸いです♪
軽井沢に関する情報がこちらにも盛りだくさん。