一人三獣疎開の巻（中）

この台風によりまして、報道されているもの、されていないもの含めて、各地に甚大な被害が出ているようであります。

長野県では長野市で千曲川の決壊により住宅や新幹線の基地が水没するなど、計り知れない被害が発生しているであります。

NHKのヘリ映像より

千曲川にかかる橋の崩落で車が３台転落した東御市の田中橋は先日行ったばかりの海野宿のすぐ近くでありまして。心が軋むであります。

あの清き千曲川の流れをこれほどまでに暴れさせてしまう自然の恐ろしさには身震いするばかりでありまして。

さて、東京にあって今回の台風で最も懸念されたのが、当家の場合、強風と停電であります。

強風に関しては外にあるものはすべて室内に運び込み、窓という窓は雨戸で塞ぎ、雨戸のない窓にはガムテープをバッテンに貼って飛散防止措置を施して身構えたであります（ただしこの養生テープ貼りは逆効果という説も）。

もちろん食材や飲料は３日間外に出なくても困らないだけのものを整えまして。

くるみママも早くから軽井沢へ疎開した場合に備えてAmazonでカップ麺などを調達しておりました。

が、

こちらを箱のまま現地に持っていったのでありますが、なんでよりによってこれなのでありますか。

それはさておき、今回の一人三獣疎開の最大の理由が東京の大停電の懸念でありまして。先の15号の際は千葉県などで大規模かつ長期間の停電が発生しておりまするが、そういう不便は人獣ともに大変なストレスになるであります。

が、運命の残酷さとはこういうのをいうのでありましょうか、停電に見舞われたのはあろうことか軽井沢の方でありまして。

まったく復旧の見通しも立たないまま夜を迎えたくるみママ。豪雨の中、LEDライトを頼りにカセットコンロでお湯を沸かし、夕飯は闇夜のとんがらし麺と相成りました次第。

このほかにも下水かボコボコいって流れないなど、いろいろ部分的に被災したようであります。

幸い獣たちは特に闇を怖がることもなくのほほんとしていたようであります。こればかりは何よりでありますね。

しかしながら、今回ばかりは疎開も失敗と言わざるをえないであります。むしろ被災しに行ったようなものでありまして。

※くるみママ追記

もう、テレビは観れないしWi-Fiはつながらないし。最低限、自家発電だけは必須みたいです。

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