葉山にまさかの名店

小学校入学前、地元の教会で牧師さんのアーメンに続いて「ラーメン！」と叫んだために出入り禁止になった経歴を持つ罰当たりなどんぐり太郎です。アーメン。

ラーメン店といえば都内にもあちこち激戦区なる町がありまして、新宿、高田馬場、池袋などでは新旧の名店が熾烈な覇権争いを展開しておりまするが、まさかの場所にも名店ありというのは真実であります。

こちら、葉山マリーナ隣の「しなそば小浜」。

小綺麗なお店であります。

どんぐり太郎がいただいたのは醤油味。塩か醤油か最後まで悩んだであります。

かなりていねいにとった煮干し系の出汁と香り高い醤油。器から匂うもの、口に入れて匂うもの、喉越しで感じるもの、すべてが絡み合って立体的な味のシンフォニーを奏でるのでありますね。

魚介系の出汁を謙虚なまでに上品に、それでいてしっかりと鼻の奥まで貫通していく確かな風味に作り上げたご店主様には心から尊敬の念を抱くであります。

これは凄いでありますよ。

くるみママは味噌。

上述の上品な出汁の風味が味噌と奏でる究極のハーモニー。甘みから始まって辛味、出汁の風味というふうに、さながらラベルの『ボレロ』のごとく通り過ぎていく味の隊列。

惜しむらくは、こういうラーメンこそ塩味でいただいておくべきだったと。

次回は塩いくでありますよ。

これだけのためにここまで足をのばす価値のある三ツ星であります。

昼は行列ゆえ、少し遅めの14時過ぎぐらいがおすすめでありますよ。

※くるみママ追記

これだけを葉山に食べに行ってもいいかも！

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