おかえり寅さん
わたくし、生まれだけは東京中野です。
新井薬師で産湯を使い、
姓はどんぐり、名は太郎。
人呼んで、張子の虎と発します。
暮れに佐久のアムシネマで『おかえり寅さん』を観てきたであります。
ネタバレしない程度に紹介いたしますと、寅さんの甥っ子の満男が30年の時を経て初恋の人と再会してからの3日間を描いたものでありまして。
年老いた博とさくら夫婦。
ヨボヨボの源ちゃん。
代替わりした御前様。
そして、今や子持ちの満男。時間というものは残酷であります。
回想の寅さんは随所に登場いたしますものの、リアルタイムの寅さんはおりませぬ。生きているのか死んでしまったのかもわからないのでありますね。なぜか誰もそこには触れないでありますし、法事のシーンにはおいちゃんとおばちゃんの遺影こそあるものの、そこに寅さんの写真はないのでありますよ。
なるほど、寅さんは永遠に旅する人となったわけでありますね。一言で申すならば、寅さんに関わる人々による、寅さん卒業制作という感が。
いずれにしても寅さんファンにはたまらんオムニバスであります。
失われし古き良き時代を訪ねて、また第一作から観直すのもオツでありますね。
そういや小諸には寅さんの記念館がありまして。いつか行かねばであります。
※くるみママ追記
制作に関わった方々の映画に対する愛情もひしひしと感じられ、ウルウルしてしちゃいました!
お立ち寄り頂きましたおしるしに
こちら ↓をポチして下さると幸いです♪
軽井沢に関する情報がこちらにも盛りだくさん。