冬枯れてわかった、追分は大集落
人生は枯れても腹は肥るどんぐり太郎です。
追分もめっきり冬枯れてまいりまして、つい先ごろまで陽を遮っていた葉は今や林の地面や路傍、家々の庭を埋め尽くし、樹々は素っ裸で惜しげもなく空のありようを透しております。
これはこれで開放感に満ち溢れた冬の軽井沢ならではの風景なのでありますが、おかげで我が家のプライバシーは優良企業のごとく透明無比になってしまうのであります。
どんぐるみ夫婦の熱々な営みを少しでも隠蔽しようと一部には遮光を施したものの、ほとんどおっ広げにも近いリビングは、そこから覗く風景が遠くまで見渡せるようになればなるほど危機的なパブリック空間になってしまうのであります。
それにしても、この季節にケンズの散歩で近所を歩いてみると、こんなにたくさんの家があったのかと驚くこと頻りでありまして。葉のある間はただの森にしか見えなかったその先から現れた家々に、涸れたダムの底から頭を出した水没村を連想してしまったであります。
ともかくも追分は思いのほか大集落なのでありますね。
※くるみママ追記
ちなみにどんな熱い営みを言ってる?最近、鍋を囲んでふーふーしてたことかしら。