オンあってこその軽井沢オフ
二十歳の頃から隠居生活に憧れていた、けしからんどんぐり太郎です。
平日は老いゆく身に鞭打ちながら馬車馬のごとく働くどんぐるみ夫婦でありますが、軽井沢で温泉に浸かったり自然とたわむれたりしてゆったりと週末を過ごしておりますと、さっさとストレスフリーな隠居生活に入りたいという永年の願望がじわじわと頭を擡げてまいります。
もとよりシャカリキに働かずとも余生を生き延びられるだけの元手は蓄えてあるものの、働かなくなった自分たちの有り様を想像するだけでぞっとするというのがどんぐるみ夫婦の共通見解であります。
生来のビンボー症なのでありましょうか。やはりオンとオフがあってこそ生命のダイナミズムも活性化されるのでありまして。健康のためにも適度なストレスは必要だとどんぐり太郎の主治医の先生も常々おっしゃいますし。
なるほど、軽井沢の良さも怒涛のオンとの対比の中で際立っているような気がする今日この頃。
生涯現役。
いい言葉であります。
健康寿命、すなわち日常的に介護を必要としないで自立した生活ができる生存期間は、日本では70代前半。
どんぐるみ夫婦も立てなくなるまでは働くであります。年金はいよいよ立てなくなった時にいただくものと心得、世のため人のため、社会に付加価値をもたらし続けてこそ有意義な人生だと個人的には考えるのであります。もちろん老害にならないよう隅っこで働きまする。
追分荘の時間はあくまでそのご褒美ということで。
※くるみママ追記
軽井沢では本当に良質な睡眠が取れるので、一気にリフレッシュ出来ます。脳の新陳代謝にはいい場所なんですね、きっと。