軽井沢でアイシテル?
かつて偏差値80でも英語力では絶対にくるみママに敵わないどんぐり太郎です。
外で雪かきをしていたくるみママが何やら「アイシテル、アイシテル」と大きな声で叫んでおりまして。
ハイハイ、わかっておりますよ。そんな大きな声で言ったら照れるであります。、
「ねえ、どんぐり太郎、ほら、すっごく大きなアイシテル!」
ん?
ははー。
アイシテル・・・アイスィクルでありましたか。
ずいぶん大きなつららの残骸であります。
つららというのは英語でicicleと言うようであります。んなもん受験でもビジネス上の会話でもまず使うことがなかったのでまったく知らなかったであります。
だいたい日本の英語教育はThis is a pen.などという人生ではまず使う機会のない文章から始まって、「これはペンですか?」「いいえ、これはノートです」というあり得ない問答を経て、What's your name?とまあ実に失礼な名前の訊ね方を叩きこまれ、ジェーンとマイクがお互い何時に起きて何時に学校に行くかというプライバシー侵害的なスキットに発展し、そしてIf I had been、つまり仮定法過去完了などというアメリカ人でも素で間違えそうなとんでもない文法へと進み、しまいにはアメリカでも教えないサマーセット・モームの恐ろしく難解な英文を「名文だ」と唸りつつ和訳することでようやく大学に入れるという、世界でも類を見ない歪んだシステムなのであります。とてもじゃないでありますが、つららなどというアットホームな単語にたどり着くのは無理であります。
まあ、いいであります。
くるみママ、アイシテル、ということで。
そのつららでぶん殴られないよう優しくするであります。
※くるみママ追記
そりゃそうよ。くるみママ、アイシクルなんて言ったら「氷の微笑」になっちゃうじゃない。