風見鶏ラプソディ(下)
基本的にはくるみママ中毒のどんぐり太郎です。
その昔、『包丁人味平』という人気漫画がありまして。
その中で謎の「ブラックカレー」なるものが登場して爆発的な人気を博し、主人公「味平」をピンチに陥れるのでありますが、実はその「ブラックカレー」には麻薬の成分が入っていて・・・確かそんなオチでありました。
その話をふと思い出してしまうほど、佐久の「風見鶏」の白湯スープには禁断症状をともなう中毒性がありましてですね。
朝から「風見鶏」のことしか考えられず、地に足はつかず、手に掴むものも床に落とし、目は常に中空を漂い、おろおろと歩き回るだけのどんぐるみ夫婦。
ええ、本当に翌日また行きましたですハイ。
前夜は遅かったのでスイスイ入れたものの、昼時ともなると行列が。
この味なら当たり前でありますね。松本など遠くのナンバーをつけた車から降りてきた人々も並んでおりまして。名声は早くも信州全般に轟いているようであります。
くるみママは魚介鶏白湯。
鶏白湯の重厚なベースに魚介の旨味が加わることで、味が縦にも横にも広がる、まさにこちらはラーメン界の3D革命。
どんぐり太郎は味噌鶏白湯。
鶏白湯のとろみを起爆剤に味噌の旨味が圧倒的な火力の銃撃を繰り返す、まさにこちらはラーメン界の愛あるテロリスト。
鶏そぼろ飯と鶏皮餃子のついた鶏づくしセットでいただきます。
ちなみに、サイドメニューの餃子と鶏皮餃子も逸品であります。
※くるみママ追記
余りの美味しさに、夜も通うかと真面目に家族会議をしてしまいました。