仲秋の佐渡紀行(3)〜栄光と廃墟
おぅおぅおぅおぅ。
この桜吹雪、散らせるもんなら散らしてみやがれぃ。
よっ、金さん。
どんぐり太郎です。
佐渡といえばやっぱ金山でありますね。世界遺産登録を目指す佐渡金山でありますが、つい平成の現代までゴーーールドが採掘されていたのであります。
江戸幕府の天領だった佐渡。その金山から採掘される金によって幕府は諸藩に対して圧倒的な財力を保ち、270年近い太平の世をもたらしたのでありまする。
よっ、金山!
山師の血が騒ぐであります。
坑道に入りますと、
あちらこちらで坑夫ロボさんたちが働いているであります。
微妙に動いたり喋ったりして、けっこうブッキーな光景であります。
圧巻はこちらの金塊持ち上げ体験。
重さ12キロを超える時価6千万円相当の本物の金塊を、小さな窓から手を突っ込んで、引きずり出せたら我が物に・・・なるわけはございませぬ。
ともかくも、野球で鍛えた強靭な手首でうりゃっと12キロを持ち上げるどんぐり太郎。
周囲から歓声と拍手。
しかしここまで。
翌日筋肉痛になったのは申すまでもなく。
金塊ティッシュとか。
ウケ狙いのお土産にどうぞであります。
一度は彫り尽くした感のあった佐渡金山でありますが、近代になりますと金の精錬技術も発達してまいりまして、また採掘量が増えてくるのであります。
佐渡金山で採掘したあとの生産性を効率よくするための近代化で生まれた様々な建造物の跡もこの近辺には目白押しでありまして。中でも北沢浮遊選鉱場は東洋一の規模を誇ったそうであります。
なんでありますかねこれは。天空の城ラピュタでありますか。
実際、モデルはイギリスの古城と囁かれているであります。
昭和15年に完成した、直径50mもある「泥鉱濃縮装置」であります。これ、絶対にいつか回りながら飛ぶでありますよ。
そばを流れる川の上流にある山から排出された泥状の金銀を含んだ鉱石は、この装置で水分を分離する工程を経て、対岸へ送られたそうであります。対岸の北沢浮遊選鉱場では、他の金銀材料と一緒に処理されて精鉱が産出されたのだとか。
泥沼の戦争に向かう中、それこそ泥から兵器を作ったとは。涙ぐましいでありますね。
金山にお越しの際はぜひこちらもご見学くださいますよう。
栄光の廃墟ほど哀しく美しいものはないであります。
※くるみママ追記
それより、金の延べ棒を引っ張りだして!
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