本物のウインナ・ワルツを堪能
時おり歩き方がワルツやポルカになるどんぐり太郎です。
この三連休は土曜日には早々に軽井沢をあとにいたしまして。天気も良くて非常に残念ではありましたものの、これは逃せないでありますゆえ。
かのウィーンフィルのコンサートでありますよ。
めったに聴けるものではありませぬ。
フランツ・ウェルザー=メスト指揮。
そういえばこの指揮者、たまたまどんぐり太郎は2003年12月にNYのカーネギーホールでクリーブランドのオケを振っていたのを聴いたことがあるであります。
お久しぶりであります。
曲目は、
ドヴォルザーク:序曲『謝肉祭』作品92
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102
ワーグナー(ウェルザー=メスト 編曲):舞台祝祭劇『ニーベルングの指環』〈第3夜〉楽劇「神々の黄昏」より抜粋
アンコールでは、
ヨハン=シュトラウス2世:
ワルツ『シトロンの花咲く頃』作品364
ポルカ『浮気心』作品319
という流れに。重厚な曲を演ったあとにちゃんとニューイヤーコンサートっぽいライトなやつを仕込んでくれるあたり、サービス精神旺盛な楽団であります。
ウィーンフィルは楽器や奏法ごとウィーンフィルなのでありまして、人が変わってもその伝統的な演奏はほぼ変わらず今日に至るのであります。
世間で申しますところのウインナ・ワルツも、ウィーンフィルの醸し出すグルーヴこそがスタンダードなのでありまして、世界中の楽団のお手本になっているであります。
そのワルツを、アンコールではあったものの初めてナマで聴けたのが今回の収穫でありまして。
やはり舞踏音楽としてのノリは単なるズンチャッチャではないのでありますね。このグルーヴの圧力がすごすぎて、帰りのクルマの中でも身体がウインナ・ワルツしておりました次第。しばらくはウインナ・ワルツで歩くであります。
※くるみママ追記
歩くんじゃなくて、踊らないと!ワンツースリー!