ど素人の軽井沢ライフ奮戦記

一念発起、軽井沢で週末を過ごすことに決めた中年夫婦のドタバタ別荘奮戦記と、時おり旅の記録。

昭和の絶滅危惧種

最近は昭和の歌謡曲をヘビロテしているどんぐり太郎です。

 

いつも追分から御代田へ18号を下っていく際に気になっておりましたのが、いわゆるラブホなどと申しますところの特殊な宿泊施設であります。風俗に関する条例の厳しい極めて健全な軽井沢町には確かそうした施設はなかったという認識でありますが、18号で御代田町に入りますと右手に何軒かそういう看板が出てくるであります。

 

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エデン。らしすぎる名前であります。

このへんが夜になると歯抜けのネオンから怪しげな光を放つのでありますが、さて利用実態はどうなのでありましょうか。

 

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1泊4千円、休憩2千円とか実に破格値ありますね。

 

さてこの類のホテル。もともとは連れ込み宿などとも申しまして、昔ながらの旅館の延長のごとき存在だったのが、これもブームと申しましょうか、1970年代から全国にお城の外観や派手なネオン、回転ベッドや総鏡張りなど、豪華な設備のそれが次々に建設されたであります。老朽化の度合いから察するに、御代田に点在するこれらもその時代の産物ではなかろうかと。

80年代になりますとこの類のホテルは作れば確実に儲かる分野となりまして、業界全体も急成長、最盛期には全国に2〜3万軒もあったそうであります。

しかしながら1984年にいわゆる風営法が改正されまして、またそれに呼応するカタチで各自治体が規制強化に乗り出した影響もあり、90年代後半にかけて当業界は一気に低迷することとあいなりまする。

そうした規制云々よりも少子高齢化社会の到来が大きな打撃になっているようでありまして。この類のホテルが誕生した70年当時、主たる客層であった20代と30代の人口の割合は全人口の35%であったのが、2010年には25.1%にまで減少。さらに草食系男子が増え、女性を連れ込む甲斐性がなくなったのも影響したでありましょうか。

少し旧い数字でありますが、この類のホテルの数は2015年に5805軒にまで激減しているとか。かつての4分の1か5分の1という惨状でありますが、今はもっと減っていることでありましょう。

 

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「ビュー浅間」に至っては浅間山を見上げる絶好の立地なのでありますが、何しろ設備投資ができておりませぬゆえ外観からしてかなり古めかしく、令和を迎える今もおそらく中身は昭和なのではないかと。これでは若い層に訴えるものではありませぬ。

もっとも、軽井沢からゴルフに出かけた裕福な殿方が帰りにお忍びでこのあたりにお立ち寄りになり、特殊なサービスを施す女性を電話でお招きになっていざ19番ホールへ突入、などという際どいニーズを満たしているなどという話もちらほら聞こえてまいりまするが、はてさて実態はいかに。

これはこれで昭和の懐かしい風景ゆえ、目くじら立てて追い出そうなどとはせず、温かい目で見守っていただきたいところであります。

 

※くるみママ追記

面白そう。こんどくるみママを連れ込んで♪

 

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