不味くないお店
正直な天邪鬼、どんぐり太郎です。
その昔、さる外食チェーンの創業者に聞いた成功の極意がありまして。
チェーン店の味はいい意味でも悪い意味でも無難にまとまっていると言われるでありますが、彼らが目指している味は「美味しい」ではなく「不味くない」なのだそうであります。
「美味しい」というのは他と比較して選ばれるということでありますが、これを追求するとコストも上がり、また競争も際限なくなるため、企業は疲弊してしまうのだそうであります。
一方で「不味くない」というのは妥協に他ならないわけでありますが、比較して選ぶのが面倒だと感じるのが多くの潜在顧客の心理だそうで、そういう顧客に訴えるのは、あそこならとりあえず不味くはないという安心感なのだそうであります。
非常に納得できる話であります。
チェーン店ではないものの、軽井沢から御代田に下る18号沿いにある坊蔵(ぼんくら)も、どちらかといえば「不味くない」部類のお店でありまして。特筆すべき感動の味とはほど遠いものの、ここならまず失敗はないのであります。
いえ、決してdisっているわけではなく、じっさい何を選んでもそこそこ許容範囲の無難な味なのでありまして。
こちらは白味噌ラーメンと坊蔵ブラック。白味噌は甘めの味噌味で、味噌にしてはすっきりとした味わい。ブラックは濃厚な魚介系で、こちらは切れ味のある味わい。
バリエーション豊富な味噌ラーメンで有名な同店でありますが、期間限定ものもあってメニューは充実。とりあえずのファミレスのようなラーメン店であります。繁盛するのも頷ける話でありますね。
迷ったらあそこでいいやというお店を持っておくと、何かと便利であります。
※くるみママ追記
そういうあまのじゃくなこと言わなくても、普通に美味しいです!
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