あかん関西珍道中〜歴史ロマン編
こっふんだー。
どんぐり太郎です。
秘境の神社に向かう道は古墳だらけでありました。
それもそのはず、ここは飛鳥でありすよ。右も左も古墳、古墳、古墳。古代人はどんだけ古墳作っとんねん。
見ればキトラだの高松塚だの、教科書に載っているような古墳の案内板が目についたであります。
本来、午後は別の場所を訪れる予定でありましたが、ここは予定を変え、帰路は飛鳥路めぐりとあいなりまして。
まずはキトラ古墳へ。
怪獣みたいな名前でありますが、その語源には諸説ありまして、「北浦」という地名が訛ったとか、あるいは亀虎だとか。ともあれ昔からこのへんではキトラと呼ばれていたとのことであります。
このへん一帯はすでにあちこち掘り起こされ、それ以上発掘ができないよう公園としてきれいに造成されておりまする。きっともう掘ってはいけないオトナの事情があるに違いないでありますね。
キトラ→亀虎→北西の方角・・・我が皇國の威厳のためにもそのあたりは詮索しない方が無難なようであります。
太古の昔の田んぼなんぞも復元されておりまする。
地の果てのように遠い第二駐車場から歩くこと10分、こちらが有名な壁画の体験館。
入場無料であります。
石室の天井に描かれていた星図が再現されておりまして、四方には聖獣の図が。
ちなみにこの星図は現存する世界最古の天文図なのだとか。
体験館を出ますと、ようやく本体への案内板が。
てくてく参りまして、
こちらがキトラ古墳。ポチッとな、という形をしておりまする。
いつも思うでありますが、史跡というのは実物を見た感想がたいてい「おぉ」ではなく「ふーん」なのでありますね。
さてさて、そこからクルマでわずか10分もかからない場所にありますのが高松塚古墳。
あの彩り鮮やかな美人さんたちの壁画で名高いであります。
こちらもまた不自然なほどきれいに造成された公園でありまして。
キトラと同じような墳墓であります。
こちらもふーんな感じでありますね。
というより、あちこちくまなく掘り返されたあとのあまりに不自然すぎる人工的な地形がいささか興醒めな感じでありまして。
ちょいと口直しの意味で飛鳥寺へ。
6世紀末に蘇我馬子が開いたとされる古刹の中の古刹であります。
こちらの御本尊が飛鳥大仏。
盧舎那仏でも阿弥陀仏でもなく、ここはお釈迦様なのでありますね。
なんとも威厳のあるお顔立ち。
仏前には仏舎利も安置されているでありますよ。
蘇我氏の栄枯盛衰をコンパクトにまとめた地という感。
さてさて、そこからクルマでさらに10分まいりますと、
日本史の教科書に必ずといっていいほど掲載されておりまする、石舞台古墳。
くるみママは帰ってから職場でこの古墳のことを説明した際、「石だたみ古墳」と言い間違えた模様。
裏へ回りまして。
とにかくデカいであります。これだけの石をどうやってあの時代の人々が運んだものやら。
きっと宇宙人の仕業でありますよ。
隙間から中を覗きますと、石室になっておりまする。
もともとは土を盛った墳墓だったのでありますね。
ぐるりと回りますと、実は中に入れるであります。
人間のサイズがこれでありますゆえ、いかにデカいかおわかりかと。
中はこんなふうになっておりまする。
こちらの古墳ももともとはフラットな田んぼの中にあったのが、今では周囲を掘り返されて不自然すぎる人工的な公園に造成されておりまする。ここにもオトナの事情がありそうで。
なんだかなあな感を強くした一日でありました。
※くるみママ追記
古墳巡りで、なんと18,000歩も歩いちゃいました!
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