神をパクる
独自すぎる芸術論で世間を惑わすどんぐり太郎です。
芸術とはなんぞやという問いに対する辞書的な答は、「文芸・絵画・彫刻・音楽・演劇など、独得の表現様式によって美を創作・表現する活動。また、その作品」だそうであります。
いえ、そんな七面倒臭いものではなく、「爆発だ!」とまとめてくれる人もいたような気がするであります。
いずれにしましても芸術には様々な定義がありまして、たぶんそれを追求するだけで大学の1年分の講義以上に相当するでありますゆえ、ここでは簡単に端折ってみたいでありまするが、ともかくも英語やフランス語のartやドイツ語のkunstなどはもともと広く一般に人が作ったものを示す漠然とした「人工」という概念を示すものでありまして。
このartに対する言葉の一つがscienceであります。artが人工=人の技術なら、scienceは神が作りたもうたものを探究すること。その対象はnatureでありますね。ということはartとnatureを対立させることができそうであります。なるほど、アートネイチャーは「技術で作る自然な髪(のようなもの)」という意味合いなのでありますかね。
では、これは芸術なのか?
という疑問がふつふつとわきあがるものがありまして。
たとえばこちら。
散歩の路上で出会う美しい影。
これを「自然がおりなす芸術」などといったらおかしいわけでありますよね。そもそもアートとは人が作るものでありますゆえ。
ただ、ふと気づいたであります。
これを写真として切り抜くことがアートなのであると。
差し詰め、自然のパクり、神のパクりということでありますかね。
※くるみママ追記
面倒くさいこと言わずに「綺麗!」でいいんじゃない?
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