三年かけて知る薪ストーブの極意
追分流焚薪師、初代追分守団栗太郎左衛門秀家です。
追分の越冬も3年やりまして、その間に薪ストーブを焚き付けた数はいかばかりになるでありましょうか。
試行錯誤を繰り返し、ようやく焚き付けについては一家言語れるまでになってきた感がありまして。
以下、追分流焚薪四箇条であります。
其の一、先ずは一薪を只管焚くべし。
何はともあれ、まずは最初の薪1本に着火することに心血を注ぐべきであります。
少しでも火がつくと2本目の薪を入れたくなるのが人情でありますが、最初の薪がきちんと燃えていないと次の薪はむしろ火の勢いを削ぐことになってしまうわけでありますね。
其ノ弐、赤火の未だ出ざれば弐の薪を継がず。
ではどこまで燃えたら次の薪を投入できるかというと、火が薪の芯近くまで到達して、電機コタツのような色でそれ自体が光っているような状態であります。ここまでくると、新たな薪を投入しても簡単には日の勢いが削がれることはないのであります。
其の三、一期一薪を継ぐべし。
火の勢いがついてくると一気に何本も薪を投入したくなるのが人情でありますが、これは1本ずつ丁寧に入れるのが得策であります。よしんば2本の新しい薪に引火したとしても、効率は決してよくないのでありますね。大切なのは炉の温度を保ち続けることであって、そのためには一気に燃やすよりもコンスタントに火をつなぐに限るのであります。
其の四、余火を愉しむべし。
部屋を目標の温度にまで温めたら、薪の投入をやめ、あとは焼き炭のようなオレンジ色の燃え残りを眼で愉しみつつ、遠赤外線効果に浸るのがオツであります。
以上、追分流焚薪の秘伝であります。
※くるみママ追記
よっ、薪大将!チューハイ一本。
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