アナログ回帰という贅沢
思考はデジタル、行動はアナログなどんぐり太郎です。
マイナス10度に怖気づいて軽井沢放棄中のどんぐるみ家。東京にいてもあれこれやることはあって特に手持ち無沙汰でもないのでありますが、どうも開放感が足りないせいか、ストレスで散財しがちであります。
この週末はアナログのレコードを訪日外国人が買いあさっているというのをテレビで観まして、ふと往年のLP盤が懐かしくなり、ディスクユニオンまで出かけました次第。
おお、いろいろと郷愁に訴える名盤がぞろぞろ出てくるではありませぬか。
ええい、このさいレコードプレーヤーも買ってしまうであります。
さっそく設置したであります。
デンオンさんは、オーディオメーカーの中でおそらく唯一、レコードプレーヤーを絶えることなく生産し続けてきた会社でありますゆえ迷わず選択。
こちらはダイレクトドライブであります。やはりベルトドライブとはワウフラッターが格段に違うはずでありまして。
こういう煩いことを言わなければプレーヤーなど1万円辺りでも手に入るでありますよ。
勢いにまかせてスピーカーケーブルも交換するであります。
こちらは1m800円のシロモノ。上には上があるでありますが、オーディオ機器に付属していたケーブルと格段に違う音にしたいならばだいたいこれぐらいのケーブルにすればオケであります。
実際、抜けがぜんぜん違うのでありますね。音から雑味がすっきり消えると申しますか。3200円の投資で音場が別世界になれば安いものであります。
さっそく昔のウィーンフィルのニューイヤーコンサートからまいります。ロリン・マゼール指揮。
何という温かい音でありますかね。アナログレコードゆえ輪郭こそややボケるのでありますが、デジタルによって失われていた本物の臨場感が、デジタルに端折られたデータとデータの間からふんわりと蘇ってくるのであります。
それにしても、くるみママの盤が早く終わらないでありますかね。どんぐり太郎はコルトレーンを抱えてそわそわ待機中であります。
このぶんでありますと、そのうちに真空管アンプにも手を出してしまいそうであります。
それにいたしましても、デジタル技術によって音楽はとても手軽に聴けるようになったでありますが、それゆえに音楽鑑賞がコモディティ化して、有難いものではなくなってしまったのでありますね。
こうしてレコードを丁寧にセットして、ゆっくりと針を落とし、そして23分後には盤面をひっくり返し、というセレモニーのようなことがとても新鮮に感じられるのであります。
猫に小判ならぬ、猫にLP盤。
※くるみママ追記
弦楽器の音が揺れるさまはさすがアナログ、見事です!
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