追分には早くもヒグラシの音風景
セミヌードは潔くないので嫌いです。
どんぐり太郎です。
いえ、艶かしい話ではなくセミの話でありまして。
ハルゼミの声を聞くことも珍しくない追分の森でありますが、早くもヒグラシが鳴き始めております。
ヒグラシといえば俳句の世界では秋の季語。晩夏の物悲しさを象徴する音の風景であり、その名が示すように「日を暮れさせるもの」ということで、夏の夕暮れどきに鳴くイメージが強いのでありますが、今年は軽井沢でも比較的気温の高い日が多かったのか、6月のこんな時期に、しかも午前中の早い時間からその美しい声を響かせております。
とはいえやはり日の翳ったときなど涼しい時間に限られており、梅雨の合間のカンカン照りのもとではその声を聞くことはできませぬ。
週末の午後、ベランダに面した場所で紫煙を外に逃がしながら聞くこのカナカナカナという音風景はいかにも軽井沢的な情緒であります。
これから8月いっぱいまではたっぷり愉しめるでありましょう。
※くるみママ追記
カナカナカナ、その日暮らしも楽しいカナ?
※どんぐり太郎再追記
新しい時計買っていいカナカナカナ?