軽井沢発通勤の紙一重
くるみママの忠良なる足、どんぐり太郎です。
先週の飛び石連休の追分滞在では中日にあろうことかくるみママが出勤とあいなりまして、またもどんぐり太郎は送り迎えに家事にと大忙しでありました。
7時出発が原則であるにもかかわらず、どうものんびり支度しておりますくるみママ。
おかげで10分遅れの出立となりまして、当の本人よりどんぐり太郎がやきもきいたしまして。
何とか新幹線の定刻10分前には軽井沢駅に送り届けたものの、あと5分遅れていたらこの対向車線の渋滞に巻き込まれていたでありましょう。
まったくもって朝からプンスカプンスカであります。
※くるみママ追記
大丈夫、大丈夫。どんぐり太郎がなんとかしてくれるって信じてたから。
お立ち寄り頂きましたおしるしに
トランプ勝利は軽井沢にどう影響?
トランプより花札が好きなどんぐり太郎です。
いやいやまさかの結果に呆然とした午後でありました。米大統領選の話であります。
世間では早くも「トランプ・ショック」などという言葉が横行しておりまして、為替も株も無茶苦茶な動きをしておりました。
静かな軽井沢からは遠く離れた異国の出来事ではありますが、直接的間接的に当地が影響を受けるのは必至でありまして、本日の本ブログでは緊急でそのあたりを分析してみたいと思うのであります。
新規別荘購入の減少
まずはこのトランプおじさん、選挙戦期間を通じて政策に関する発言が二転三転しておりまして、本気かどうか不明な極論なども多々報道されております。
その政策の不透明さからリスクマネーがすでに円に流れ込んでおりまして、今後もトランプ発言に翻弄されてじわじわと円高が進んでいくのは必至であります。
この影響で日本では株安が一段と進み、こうなると特に高所得者層の購買意欲が鈍るといういつもの流れでありまして、軽井沢における新規の別荘購入も確実に減るでありましょう。
資産の激減を悲観して投げ売りの物件も出ると思われ、別荘相場は急落を免れないものと予測しております。
観光収入の減少
円高は観光産業としては完全な逆風であります。外国人観光客の減少は避けられず、また1人あたりの出費も減ることは確実でありましょう。
ただ、軽井沢の場合は観光のピークが夏からせいぜい秋まででありますし、新大統領の打ち出すであろう「なんだよけっこう普通じゃん」な感じの現実的な政策次第では冬のうちに為替も落ち着いてくるのではないかと、中長期的には楽観視しております。そういう意味で来年のハイシーズンへの影響はさほどでもないかと。
次は就任演説を聞いてからの判断であります。辣腕ビジネスマンがその時までにどれだけのブレインを糾合できるかお手並み拝見でありますね。
ともあれ追分は平和であります。
※くるみママ追記
ヒラリー陣営は会場の天井をグラス・シーリング(女性の昇進、昇格を阻むもの)を使って演出したそうですが、自らその状況を呼び込んでしまったようですね。大統領に選出されたら、開けるような大かがりの仕掛けでも仕込んであったのでしょうか。
お立ち寄り頂きましたおしるしに
風見鶏ラプソディ(下)
風見鶏ラプソディ(上)
日和見主義で大勢順応型平和主義者のどんぐり太郎です。
遅い追分入りではどこかで夕食をとっていくわけでありますが、さすがに「おおぎや」ばかりでは新鮮味にも欠けるのでありまして。
そこでふと佐久に新たなラーメン店がオープンしたのを思い出し、碓氷軽井沢インターを通り越して佐久で降り、やってまいりましたのがこちら。
「風見鶏」さんであります。
もとは旧軽方面にあったお店だそうであります。
無骨な建物を木枠で覆うだけで実に高級感あふれる佇まいになるのでありますね。
スープベースは鶏白湯。
券売機でメニューを選ぶのでありますが、白湯のバリエーションがいろいろとありまして。
こういうときはノーマルなものからチョイスするのが定石なのでありますが、あろうことかくるみママは「海老鶏白湯」なるいちばん高価なものを選択。悔しいのでどんぐり太郎もちょい捻って「旨辛鶏白湯」で対抗するであります。
お店は白基調でとってもキレイであります。これなら女性のお客様もたくさん呼べるでありますね。女性目線で作ると男性も入るのは必定。昨今の外食産業において最も大切なポイントであります。
さてさて、出てまいりましたのがこちら。
どんぐり太郎の旨辛は、濃厚で味わい深い鶏白湯が絶妙なアクセントとなる辛味を纏い、まさにラーメン界の安藤美姫。
かたやくるみママの選んだ海老鶏は、濃厚で上品な鶏白湯の深みの中に、さらに豊穣な海老の旨味を溶け込ませた、まさにラーメン界の羽生結弦。
どちらも舌というリンクを縦横無尽に駆け巡りまして、トリプルアクセルもイナバウアーも粋にキメる最上の逸品でありました。
これはもう、星5つ。
黙って目を見合わせるどんぐるみ夫婦は、明日も来ようと無言で誓い合ったのであります。
※くるみママ追記
当面、軽井沢入りは佐久経由で!
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追分発芸術存在論
やたらと秋の俳句が多いどんぐり太郎です。
どんぐり太郎が下手くそな俳句をひねり始めたら秋も本番であります。
追分の家の周囲で掃き掃除をしておりましたら、何とも特異なモミジを見つけまして。
一つの葉の中に初秋と仲秋と晩秋が溶け込んでいるではありませぬか。
何と申し上げたらよいものか、苦し紛れに時間軸の芸術とでも申しておきましょうか。
まったくもって、人の生み出す芸術を鼻でせせら笑うような逸品であります。
こういうものを見せられてしまうと、しょせん芸術とは自然界から「発見」するものに過ぎず、人間がゼロから作り上げるものではないのかもしれないとさえ思えてしまうのであります。
とはいえ芸術もその価値を見出す人間があってこそ。絶景も日が落ちればただの闇。受け取る側の魂も捨てたものではないのでありまして。
※くるみママ追記
もう、どんぐり太郎ったら。芸術に浸ってないで、食器の片付けを手伝って!
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追分の地より哀悼
謹んで殿下のご高徳を偲びたく。
崇仁殿下は大正天皇の四男としてお生まれになりました。ご長男の寛仁殿下が「ヒゲの殿下」として有名でありましたが、不幸にもその寛仁殿下含め三人の親王に先立たれております。
百歳をお迎えになったご皇族は臣籍に降下された方を除けば崇仁殿下だけであります。
こちらは畏れ多くもくるみママが今年の一般参賀で拝撮いたしました在りし日の三笠宮崇仁殿下であります。
崇仁殿下といえば、帝国軍人として中国に赴任されております。皇軍にあるまじき残虐の極みを現地で体験され、戦後に軍部批判をメディアにお話しになるなど、その勇気ある行動は賞賛されるべきであります。
また、オリエント古代史研究でも多大な功績を遺されており、中でも集英社から2002年に出版された「文明のあけぼの~古代オリエントの世界」は不朽の名著であります。
追分の地より、謹んでご冥福をお祈り申し上げるであります。
※くるみママ追記
どんぐり太郎同様、慎んでご冥福をお祈り申し上げます。
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