追分はインバウンドと無縁?
你好。団栗太郎也。
世の中は相変わらずの不景気で、インバウンド需要が辛うじて国内消費を支えているなどという情けない話もちらほら聞こえてまいります。
そういえば旧軽銀座を歩いておりましても異国の言葉が聞こえることは珍しくなく、あちらこちらで中国人観光客の一団が大声で呼び合う光景をよく目にしまして。とうとうここまでいらっしゃいましたかとため息を禁じえない今日この頃であります。
さてこのインバウンド。
ことに中国からの爆買い観光客の財布を支えてきたのが一人っ子政策の産物である「余った家」なのだそうでありまして、お互い一人っ子同士が結婚して家庭を持ちますと一軒余る、それを売った金を株式に投資いたしまして、折からの中国バブルの中で濡れ手に粟の大儲け、果たしてそれが元手になっての爆買い、という構図であるのだとか。これはインバウンド向け広告の代理店に聞いた話であります。
しかしながら昨今の株式市場の低迷やら、日本に金を落としすぎるなというあちらの政府の暗黙の締め付けやら、今や不穏な空気もたっぷりでありまして、それに加えて一人っ子政策の終焉で今後は家が余ることもなくなれば、この強烈な西風も収まっていくことは火を見るよりも明らかであります。
思うにこの波は旧軽止まりか、よく行っても星野あたりまで。我が追分はおそらく気品と平和を保てるものと確信しております。
追分の地を選んで正解でありました。
※くるみママ追記
おい、わけがあって無縁なんだなもし。