極楽往生への道〜古都への旅(上)
わたしの心に 鐘が鳴る♪
白い京都に 雨が降る♪
晴れ男のはずのどんぐり太郎です。
久々のオフ軽井沢週末旅行は古都への旅。
昨年は真夏の祇園祭でありましたが、このたびは少し涼しい京都、奈良、斑鳩であります。
ただ残念なことにずっと雨模様でありまして、どんぐるみ夫婦はお互いの日ごろの行いが悪いせいだと終始罵り合いながらの珍道中となりました次第。
まずもって言わずと知れた世界遺産の宝庫でありますこの地域。短い時間で旅するにはやはりテーマが必要なのでありまして、今回、京都に関しては「地獄と極楽」というテーマを設けたであります。
まずは地獄からまいりませう。
時あたかも龍谷ミュージアムで「地獄絵ワンダーランド」なる企画展示が催されている最中でありました。
当然ながら写真はご覧いただけないのでありますが、およそ日本人の死生観を如実に描いた「地獄」のさまが数々展示されているであります。
その昔、お釈迦様はこの世を生死輪廻を繰り返す迷いの世界とご覧になったでありますが、本邦では平安時代に天台宗の僧侶・恵心僧都源信が「How to 極楽往生」のノウハウを記した『往生要集』を著しまして、ここに来世のイメージの原型が形成され、地獄や極楽を描いた美術や文学が発展していったであります。
今回の展示は、地獄絵や地獄をめぐる多彩な作品を通し、日本人の死生観の変遷とその精神史を紹介する企画であります。いろんな閻魔様にお目にかかることもできるであります。
今世のくるみ地獄に慣れ切った身としてはこんな地獄絵などなんのその。お次は極楽浄土へ。
まさに「現世極楽浄土」と銘打たれたお寺が東山区にございます。
光明山即成院は真言宗の寺院でありまして、真言宗泉涌寺派総本山・泉涌寺の山内にある塔頭。毎年10月に行われる「二十五菩薩練供養」の行事で知られ、山内には平家物語で有名な弓の名手・那須与一の墓があることでも知られておりまする。
こちらも写真はご紹介できないものの、ご本堂にまします寛治8年(1094年)作という来迎の阿弥陀如来と25体の菩薩像は圧巻でありまして、うかうかしておりますとあっちの世に連れていかれそうな迫力を感じるであります。
さて、境内の隅にこんなものが。
箱を開けてびっくり。
ガチャが入っているであります。
カプセルの中にはおみくじと紙石鹸が入っておりまして。
これで手を洗うと、弓の名手・那須与一にあやかって願いが的に当たるという立て付けであります。
なお、おみくじにはおおよそ「余計なことはしないでおとなしくしておれ」と書いてあったであります。
そういうこと言われますと、天邪鬼などんぐり太郎は何か新しいことを始めたくなったであります。
お浄土のシメは平等院。こちらは修学旅行以来であります。
中央の丸い窓からは本尊の阿弥陀如来のご尊顔が覗いております。
藤原道長の別荘だった土地に嫡男の頼通が建立したこの寺は、まさにこの世に浄土を再現したものと言われておりまして、鳳凰堂と呼ばれる本堂の美しさたるや、あえて陳腐な形容で汚す必要などないのであります。
さてここで、「平等院あるある」を。
「あ、ほんとに十円玉と一緒だ!」
ついやりたくなるどんぐり太郎でありました。
※くるみママ追記
罰当たりなどんぐり太郎は一回地獄で修行してきなさい!
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