そばの頃
子供の頃、秋に大小があると知って驚愕したどんぐり太郎です。
小さい秋みつけた、とは非常に詩的な物言いでありまして。サトウハチローさんの名作の一つでありまするが、まだまだ残暑厳しい頃にありましても軽井沢にはたくさんの「小さい秋」が満ち溢れておりまして。
季節の移ろい方を詩心ゼロのどんぐり流に表現してみますと、春から夏と申しますのは「夏がどっと降ってくる」感じてありまするが、夏から秋と申しますのは「秋がじんわりと染み込んでくる」感覚であります。まあ、感じ方は人それぞれでありますので、皆々様にはそれぞれの感覚がおわりだとは思うのでありまするが。
ともあれ、この追分あたりで最も秋らしさを感じさせるものは何かと申しますれば、やはりそば畑ではないかと。畑などと申しましてもその実は遊閑地に適当にそばの実をばら撒いたぐらいの感じてありまして、それはそれは雑に生えて散らかしておりまするのがそばというものであります。
こちらはまだまだ蒔いてあまり時を経ていないようで。
実際、そばを蒔く時期も刈り取る時期もけっこうな幅がありまして、遅いものだと11月ぐらいまで引っ張ることも。
沿道にはこんな可憐な花も咲いている季節。もう少し夏の抵抗を見守っておくであります。
※くるみママ追記
秋はくるみママがそばにいても暑くない季節♪
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